T's Photo Works 里山野鳥図鑑
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カワセミ(翡翠)
ブッポウソウ目−カワセミ科
学 名 Alcedo atthis 英 名 Kingfisher
生活型 留鳥 分 布 全国(北海道では冬季南下)
全 長 17cm 飛 型 直線飛行 停空飛翔もする
クチバシ 太く長い 尾 羽 短い円尾
生息環境 平地から低山の河川、池、湖沼(海の事例もある)
鳴き声 チーッ(自転車のブレーキのような音)
雌雄識別 下嘴が黒ければオス、赤い場合はメス
特記事項  意外に小さな鳥で、長いクチバシを除けばせいぜいスズメ程度の大きさ。
 70年代、都市部では河川の汚染や護岸によりめっきり減ってしまったが、近年都市環境に適応し徐々に数を増しつつある
 青く見える羽衣はそれ自体が発色しているのではなく、プリズム効果で青系色として目に映る。その為か、陽の当たり具合でメタリックな青から青緑に見えたり、くすんで褪せたように見えたりする。
↑停空飛翔(ホバリング)で狙いを付けることがある
↑オス成鳥  ↓メス成鳥  クチバシ下部が黒ければオズで赤ければメス
↓巣立ち間もない幼鳥 クチバシが短く脚も褐色
雑記帳  この鳥に魅せられて野鳥に興味を持つ人の多いこと。
愛鳥家を増やすという意味では貢献度の高い鳥だけど、都市公園などでカワセミを取り囲むカメラマン集団のマナーには閉口することもしばしば。
この鳥に限ったことではないけれど、野鳥を撮りたいと思ったら機材を意識する前に対象鳥の生態を知り、環境に対する我と我が身を正す事から始めたいものだ。

 愛鳥運動のシンボル的な野鳥だけど、適応力は案外したたかのような気がする。清流を代表する鳥のように言われるが、地元の汚れた小河川にもどっこい生息している。

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